夜桜と天体ショー
4月4日 今度の土曜日は皆既月食です。
桜吹雪が舞い散るこの季節に月食が楽しめるのは
珍しいそうです。
天候にも影響されますが、19時15分頃から始まる
春の天体ショーを楽しんでみては如何でしょうか。
月のすべてが、
本影(地球によって太陽が完全に隠された部分)に
入った場合を皆既月食といい、一部分だけが本影に
入る場合を部分月食といいます。
4日の皆既月食は、20時54分~21時6分頃に掛けての
12分間程度です。
皆既月食は、月のすべてが地球の影の中に入るので
太陽の光が当たらずに真っ暗になり見えないのでは・・
と、思ってしまいますが実際は赤銅色に見えます。
これは地球の大気(空気の層)があるからで、太陽の光が
大気を通過するときに大気がレンズのような働きをして
光が内側に屈折します。
波長の関係で青い光は大気で散乱してしまいますが
赤い光は大気を通過して、真っ暗と思われる月の表面を
照らすために我々の目には赤黒く見えるのです。
この赤っぽい月面の色も、その時の大気中の汚れ具合
などにより変わります。
大気にチリなどが多く、通り抜ける赤い光の量が少ないときは
灰色や赤黒くなり、空気が澄んでいて光の量が多いときは
明るいオレンジ色になったりします。
さて、4日の月は どんな顔色を見せてくれるか楽しみです。
今週末はお天気がちょっと心配ですが、
新入社員歓迎お花見会などの合間に、春の天体ショーを
見ながら、コミュニケーションを図るのも
いいのではないでしょうか。
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